【 当初の予定 】
旅行中、朝から晩まで自由に使えるのは2日間。
その中で台北以外に行くところを2ヶ所考えていました。
・嘉義市に新しくできた国立故宮博物院南部院区に行く
(2016年9月現在、翡翠白菜は嘉義市に展示してあり、角煮はサンフランシスコに行っています)
写真はホームページから拝借
・日月潭 に行く
(高鉄台中駅からさらにバスで約1時間半。台北からも直通バスが発着していますが、片道4時間かかります)
左が国立故宮博物院南部院区、右が日月潭
どちらも高鉄(新幹線)を使った移動になり、高鉄フリーパスを使って行こうと思っていましたが、台風が台中・台南エリアまで来そうな予報だったため、上記のプランは止めておきました。
その代わり、台北市内を走るMRTで行ける範囲の観光に切り替えます。
グッバイ白菜。
【 中正記念堂で交替式を見る 】
☆中小記念堂駅から徒歩1分☆
蒋介石の功績を讃えるために造られたここは、とにかく全てがビッグサイズです。
滑走路が造れるんじゃないかと思うほど広大な敷地にデデンと 構える門や建物。
蒋介石の銅像も、とにかく大きい!
中には台湾の歴史や蒋介石の使用した品々が展示されています。
そしてびっくりしたのが銅像の前で微動だにしない衛兵さん!
えっ?蝋人形???
と思うほど動かないのです!!
どれくらい動かないのかと言うと……
係の方が服の乱れを直しても動かない!
まるでアパレルショップの店員さんがマネキンの服を整えているかのごとく動かないのです!!
(ちなみに見た限り瞬きもしていませんでした)
そしていよいよ交替式。
多くの人だかりができました。
凛々しい〜!
ステキーーー!!
ちなみに交替式は9~17時の毎正時から約10分間行われます。
気持ちもキリッとしたところで、次に向かいます。
【 国立故宮博物院 】
☆士林駅からバスで5分☆
入場料 大人250元 (1元=約3円 2016年9月)
同行者の希望により、翡翠白菜の展示が見たかったのですが、あいにく出張中。
ですが、故宮博物院にはたくさんの展示品があるので行ってみました。
こちらでは入場の際、手荷物検査があります。
飲み物はゲート付近で預かるとこになっているのでご注意を。
また写真撮影はわたしが訪れたときは解禁されていましたが試験的な解禁だそうなので確認の上、撮影してください。
本当にたくさんの貴重な品々に目を見張りましたが、このときなぜかわたしの体に異変が。
外の蒸し暑さのせいか、室内の効きすぎた冷房のせいか、はたまた同行者をエスコートしなければ!と言うプレッシャーのせいか(?)異様に疲れるのです。
座りたい……。
展示品を見ていても、思い浮かべるのはホテルの大きなベッド……。
あぁ、ダイブしたい……と何度思ったことか。
そんなわたしを生き返らせる展示品があったのです!!
これ!!
これです、これっこれっ!!
顔真卿(がんしんけい)の書!!
実はわたし、20年以上書道を続け、大学では顔真卿の臨書を卒業制作としたのです。
徹夜で書き続け、時には床で寝てしまったあの日……。
教授のコロコロ変わる品評に翻弄され、芸術家ってめんどくさいな、とブー垂れたあの日……。
さらにさらに、王羲之(おうぎし)の書も発見!!
ぎゃー教科書で見たのだ、これ!!
重かった体も、すっかり良くなりました!
嘉義市の南部院区に行かなくて良かったのかもしれません。
でも一番のお気に入りがこちら!
ねこちゃーーーん♡
先ほどの中正記念堂と故宮博物院を見て感じたのですが、若い方が熱心に展示品を見ているのが意外でした。
自国の成り立ちや、芸術品に深く関心を持っているのでしょうか。
もし、わたしがこういった日本の歴史的芸術品を見ても「ふーん」で終わりそうな気がします。
自分の生まれた国のことを、きちんと学ぶ気持ちが薄れているのかもしれませんね。
【 欣葉(シンイエ)でお食事 】
☆中山国小駅から徒歩10分☆
時刻にして16時過ぎ。
変な時間ですが、お食事に行きました。
エビのカシューナッツ炒め 395元
蜜掛けカシューナッツのカリカリとエビのプリプリとスナップエンドウ?のシャキシャキがたまらない!!
渡り蟹のおこわ 830元
いわずもがな。
鶏肉入りコーンスープ(左) 300元(小サイズ)
コーンに加え、鶏肉を小さく切ったものと、よくわからない具が沢山入っていてお腹いっぱい!!
ご飯と汁物の置き場所が逆になってしまったけど、日本じゃないからオッケー(^_^;)???
杏仁豆腐 160元(?)
モッチモチしてました。
シロップは薄めでした。
ごちそうさまでした。
満腹すぎて歩くのがしんどくなったため、街中を写真を撮りながらゆっくり歩きます。
ズラリと並んだバイク。
さまざまなものを売る屋台。
廃墟なのか区別がつかないマンション。
そして一度ホテルに戻り、しばし休憩しました。
が、呆れたことに、また台湾飯を貪りに出発しました。
【 士林夜市 】
☆剣譚駅から徒歩1分☆
先ほどの食事はレストランでしたが、今度は夜市のローカルフードに挑戦します。
挑戦っていいですよね、わたし常に何かに挑戦してます。
魯肉飯 30元(小サイズ)
台湾風焼きそば 90元(小サイズ)
水餃子 90元(小サイズ)
飲み物も注文しましたが値段は失念。
おもしろメニュー
士林夜市は食事だけではなく、衣類を売る通りや昔ながらのゲームを楽しめる通りがあります。
すると同行者、とあるゲームを試してみると言いだしました。
おそらくパチンコの原型と思われます。
童心に返ったのでしょうか、ゲームの後の同行者が少し若返ったような気がしなくもありません。
夜市を後にし、ホテルに帰ってぐっすり寝ました。
お付き合いいただきありがとうございました。
3 に続きます。